コドモの発達

脳科学者 澤口先生のHQ論と家庭でできる発達障害の改善方法

澤口先生アイキャッチ2

こんにちは。

前回に続いて、
澤口先生の本『発達障害の改善と予防』のまとめていきます。

「発達障害ってどういうものなの?」
「改善することができるの?」

と思っている人は必見です。

 

前回の記事、
脳科学者の澤口先生「発達障害は
改善できるというのが科学的には正しい」
の中で、

発達障害の主な原因は、
脳の前頭前野という部分の機能が低下していること

脳の前頭前野とお伝えしました。

ここでは、その部分をもう少し
掘り下げていきます。

 

澤口式HQ論とは?

澤口先生は、
人間を人間らしくしている脳機能の事を
「人間性知能=HQ」という
独自の言葉と指標を使って、表しています。

HQには次の2種類があります。

  • 脳内操作系
    自分の脳をうまくコントロールする役割
  • 脳間操作系
    他者の脳をうまくコントロールする役割

この2つの HQ=人間性知能 がうまく働かないと、

幼稚園や学校での社会生活や、
親子でのやりとり、日常生活でも
うまくできずに苦労することが出てきます。

発達障害というと、
ADHD、自閉症スペクトラム、広汎性発達障害、学習障害・・・

など診断名はいくつもありますが、
どれも、この2つの、またはどちらかのHQの機能低下が主な原因であるという考え方です。

それでは、それぞれをもう少し詳しく見ていきます。

 

脳内操作系の機能が低下すると

1つ目のHQ、
脳内操作系に関わっている部分の
脳領域や連絡回路がうまく働いていないと、

自分の脳内で起こっている感情や、
行動へとつながる指令をコントロールできません

例えば、
「欲しい」+「抑制」= 欲しくてもガマン

というときに、本来働くべき「抑制」ができず、
衝動的に行動してしまったり、
集中するべきするときに、注意散漫になったり。

暴れるコドモ

ドーパミンやノルアドレナリンの分泌が
正常でないということと結びついていることもあります。

このような行動は、特にADHDの特徴に見られます。

 

脳間操作系の機能が低下すると

2つ目のHQ、
脳間操作系に関わっている部分の
脳領域や連絡回路がうまく働いていないと、

他者とのやりとりに必要な機能が低いので、
コミュニケーションが苦手だったり、
話している相手の気持ちがわからなかったりします。

おもちゃの取り合いの絵

このような行動は、特に自閉症スペクトラムの特徴に見られます。

 

どちらかのHQが大きく低下している子
両方のHQも少しずつ低下している子
両方のHQも大きく低下している子…など

「脳の個性」は人それぞれみんな違うので、
性格や行動もそれぞれ違った「個性」となって現れてくるわけですね。

 

家庭でもできる調べ方と向上させる方法

澤口先生は、HQの数値を測るために
オリジナル調査方法を使用しています。

それらは、本人にしかできない、経験からのものが多く、
詳細はあまりわかりませんでした。

 

その中で、家庭でも簡単にできる調べ方が2つありました。

その2つのやり方は、
発達障害に深く関係する神経システムが
うまく働いているのか、いないのかががわかるだけでなく、

練習していくと、
他の機能と一緒に向上させることができるという優れもの。

しかも、簡単です!ぜひやってみてください。

1. 山なりボールのキャッチボール

当たっても痛くない柔らかいボールや、
ぬいぐるみなどを使いましょう。

ぬいぐるみ

下からふわっと投げてあげて、両手でキャッチ!

健常児では、5〜6歳児なら簡単にできますが、
脳が未発達のコドモさんには、難しいです。

SORAMARUの経験上、1年生でも難しい子もいます。

落下地点がわからない…
手には当たるけど、キャッチできない…
とかね。

ぜひ、楽しく遊ぶようにやってくださいね。

 

2. 箸を使う

ここでいう箸は、大人が普通に使うタイプの箸です。
幼児用の補助箸ではありません。

箸を使う絵

発達障害のコドモの多くが箸を使えません。
うまく使えないから、幼稚園でも、家庭でも使わないというケースも多いですね。

誰でもはじめは上手にできないものです。
握り箸でもいいから、箸を日常的に使ってみましょう。

手を使うことは、脳の発達に大きな影響を与えますよ。

 

気をつけて欲しいのは、

ボールキャッチも、箸使いも
できなくても絶対に怒らないということ。

ちょっとずつ。ちょっとずつ。
練習すれば、必ずできるようになりますよ。

 

どうして、こんな行動で発達障害が改善していくのか?

それは、コドモの脳が未熟・未分化(未発達)だからです。

人体の脳の絵

未熟・未分化だからこそ、
ある機能を高めれば、その後発達していく他の機能も向上していきます。

家で日常的にできる活動だからこそ、
ぜひ生活の中に取り入れて、やってみてください。

 

その他の脳機能を向上させるおすすめな方法

その他にも、日常生活に取り入れられるおすすめの方法があります。

①ピアノの練習
科学的に脳機能向上効果が証明されているそうです。
お稽古ごとなら、これがいちばん。

②文章を読んで要約する
文章を読むだけでもHQは鍛えられ、要約すると成人でも向上します。
文章が読める年齢ならおすすめですね。

③サッカー
7歳以降では、いくつかのスポーツが
脳機能の発達を助けることがわかっています。
特に良いのが、サッカーです。

④ペットを飼う
自閉症スペクトラムの改善法として注目されています。
社会的コミュニケーション能力が向上することが実証されています。
飼うなら、哺乳類。特にイヌがベスト。

 

読者のお子さんにあった方法はどれでしたか?

「うちの子、ピアノ習っているから安心!」
と思った人。

週に1回のピアノだけでなく、

日常的にお母さんやお父さんと一緒にできる、
ボールキャッチ遊びや、お箸の練習は基本ですよ。

みなさんも、「発達障害は改善できる!」という前提で、
ご家庭から、積極的に脳機能を高めることをはじめていきましょう。

 

また、そらまるコンディショニングの
カラダリーディング整体でも、
発達障害へのアプローチとして、脳機能をアップさせる施術も扱っています。

詳しくは、こちらのページもチェックしてみてください。

 

以上、2回にわたって、
脳科学者、澤口俊之先生の本をSORAMARUなりにまとめてきました。
読者の方のお役に立てれば、嬉しいです。

 

前編を読んでいない方はこちらからどうぞ。

 

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